スタッフブログ

2012年12月28日 (金) 日常

今年もありがとうございました!

  

無事に年末を迎えられ、ほっと一息。

 

 あれやこれや、色々あった…かなぁ(?)

 

横浜能楽堂から見える、きれいな富士山を眺めつつ暫しぼんやり。

 

(お雑煮…お餅何個にしよう…)

 

 

本年も横浜能楽堂をご愛顧いただきありがとうございます。

皆さま良いお年をお迎え下さい。

 

八千院

 

2012年12月28日 (金) 公演情報

公演紹介「バリアフリー能」ってどんな公演!?

横浜能楽堂普及公演「バリアフリー能」

 

今回はH25年3月16日(土)に行われる「バリアフリー能」について、その取り組みの内容についてご紹介したいと思います。

 

 

 

「バリアフリー能」ってどんな公演!? 

 

 『より多くの方へ能・狂言を届けたい』

 

そんな横浜能楽堂の願いを込めて、平成12年の3月に第一回が行われた「バリアフリー能」は、今年で12回目を迎えます。

より多くの方に喜んで頂けるバリアフリーを目指し、介助者1名無料、点字パンフレット・点字入りチケットの製作、副音声、手話通訳など、毎年改善を重ね、様々なサポートをご用意しております。

その中でも、今年初めての試みが、聴覚障がい者向け上演時字幕配信と、「視覚障がい者向け施設見学会」です。

これまで、聴覚障がいの方へのサポートとしては、パンフレットへの詞章(台詞)の掲載と、舞台前に設置しためくりでの場面のお知らせを行って参りました。

しかし、お客様から「詞章と舞台を交互に見るのは大変」というご意見を頂き、今回からPSP(ソニープレイステーションポータブル)等を使っての字幕配信を企画致しました。試行錯誤をしながらの導入ですが、古典芸能と現代機器の融合を目指します。

(※機器の台数とお座席が限られておりますので、お早めにお申込みください!)

(※例年通り、詞章(台詞)の掲載されたパンフレットご準備しております。)

 

 

「視覚障がい者向け施設見学会」について

 

 今年初めての試みとなります、「視覚障がい者向け施設見学会」は、視覚障がいのお客様からの「触ることが私たちの目です」というお言葉から、実際に本舞台に上がって能舞台を感じて頂こうと企画しました。

(※「視覚がい者向け施設見学会」の日程やお申込み方法は、『公演・催事』のH25年スケジュールの中で詳細をご紹介しております。 ⇒ 施設見学会の詳細はこちらから!!

この企画は、「バリアフリー能」チケットご購入の方を対象とした無料の見学会で、介助者の方も1名までご一緒にご参加頂けます。定員は20名で、先着順です。

スタッフによる解説の後、実際に本舞台に上がって見学をして頂けます!!

横浜能楽堂の本舞台は、関東地方現存最古で140年近くの歴史がある能舞台です。普段は中々体験することができない能舞台独特の構造や立体感などを感じて頂き、能・狂言をより深くお楽しみ頂ければ幸いです。

(持ち物として、本舞台に上がるための白足袋をお願いしておりますが、白足袋は横浜能楽堂でも販売しております。※一足2,000円) 

 

 ⇒ 横浜能楽堂普及公演「バリアフリー能」 公演時間・チケット購入など、公演に関する詳細はこちらから

  ⇒ 「バリアフリー能」については、こちらのページでもご紹介しております!! 

 

 

 

 

 

 

2012年12月21日 (金) 未分類

今度こそ・・・。竹富島の「種子取祭」

数日前に書いた通り、11月25・26日に竹富島の「種子取祭」を見に行ってまいりました!

 

「種子取祭」は、種を蒔き、豊作祈願をする祭りで、竹富島では旧暦の9月または10月の甲申の日から9日間、毎年開催されています。その7日目と8日目が奉納芸能の日にあたります。

 

午前9時半頃、世持御嶽の前の広場で待っていると・・・

 

 神司たちが入場してきます。それを出迎える庭の芸能の参加者たち。そして、巻踊りの後、庭の芸能が始まります。

 

 

 

庭の芸能の一つ「馬乗者(ンマヌシャ)」。沖縄本島の京太郎(チョンダラー)の影響を受けたものですね。

 

 

 

その後、会場を舞台に移し様々な芸能が奉納されます。

 

 

 八重山ではおなじみ「ミルク」。こちらでは行進はせず、舞台に登場。

 

 

 

様々な衣裳が美しい舞踊「ささら銭太鼓」

 

 

役者揃いで面白い「ペーク漫遊記」

 

  

不思議な動きの舞踊「サングルロ」など。2日間で60近くの演目が上演されます。

 

 

 

 印象的だったのが、基本的に舞台上手側にある御嶽に向かって演じられること。

 

あくまでも神に捧げる芸能であると言うことを意識させられました。

 

 

 

 

祭りには、こどもからお年寄りまで、また島の人たちは勿論、竹富島出身で現在は石垣島や沖縄本島などで生活する人々も多数帰島して芸能に参加しています。そして奉納芸能初日の夜に家々を廻り、歌い踊る「ユークイ」は観光客にも積極的に参加を呼び掛けています。

 

 

 

 

 

 色彩豊かで、洗練された印象を受ける「種子取祭」の芸能ですが、元々はもっと素朴なものだったとのこと。昭和51年の国立劇場への出演、また翌年には国の民俗無形文化財に指定を受けたことがきっかけで、芸能の保存と継承、演出・衣裳などへの意識が強まり現在の形になったそうです。現在では元々の農耕儀礼としての色合いは薄れてしまったのかもしれません。ただ、新しく作られた芸能を見ていると言う印象はなく、根底にある精神的な部分はしっかりと守りつつも、島の人々、出身者、観光客を結びつけ、後世に受け継がれる芸能へと良い意味で姿を変えている、そんな気がしました。

 来年は、2013年11月20・21日開催予定です。

 

そして、先日お知らせしたしました「万国津梁の音色―三線と三弦・三味線」は、23日(日)の那覇・県庁前の沖縄タイムス社新社屋内のタイムスホールにて開催。午後2時・6時開演です。ロビーにて、CD「日中を旅した楽器―三弦・三線・三味線」も販売します!

 

<の>

2012年12月16日 (日) 未分類

竹富島の「種子取祭」・・・その前に

今年も残すところあと半月・・・光陰矢のごとしですね。

横浜能楽堂では今年も様々な公演を開催してまいりましたが、その中でも、ひと際印象に残っているのが、7月に開催された公演「日中を旅した楽器-三弦・三線・三味線-」。4時間に及ぶ熱いステージを記憶されている方も多いのではないでしょうか。

実は公演がきっかけで、八重山の歌と芸能に魅せられてしまった私。

夏の旧盆には

 

 

 石垣のアンガマや

 

 

 

 

 

 波照間島のムシャーマ

 

 

 

 

 

 

  白保の獅子舞などを見て過ごしました。

 

 

 

 

そして先月、11月25・26日に竹富島の「種子取祭」を見に行ってまいりました!

 

 

 

 

 

 ・・・そのご報告を書く前に、ちょっと告知を!

 

  

 来る12月23日(土)、沖縄タイムス本社内の「タイムスホール」の杮落とし公演として「万国津梁の音色 -三線と三弦・三味線-」が開催されます。「日中を旅した楽器-三弦・三線・三味線-」の沖縄版ともいえる公演で、「琉球古典音楽」の二大流派である安冨祖流・野村流の「人間国宝」である照喜名朝一さん、城間德太郎さん、本土の「地歌」の「人間国宝」富山清琴さん、台湾「南管」の漢唐楽府、八重山民謡の宮良康正さん、津軽三味線の福士豊勝さんら、三弦・三線・三味線の名手が、一堂に顔を揃え、競演します。沖縄にお住まいの方(もちろん全国にお住まいの方)、是非この機会をお見逃しなく。

沖縄タイムス社による公演紹介記事はこちら

 

 

 

そして!「日中を旅した楽器-三弦・三線・三味線-」をライブ録音したCDが只今、好評発売中です。2枚組のCDに大三弦・福建南音・琉球古典音楽・八重山民謡・地歌・義太夫・長唄・津軽三味線の各楽曲を網羅。解説書も40ページ(日中二ヶ国語表記)の大ボリュームです。お値段は3800円。横浜能楽堂のほか、邦楽ジャーナルのWEBショップ「HOW」、amazonなどでご購入いただけます。7月の公演をご覧になれなかった方、公演の感動をもう一度味わいたい方、皆さまに是非おススメの一枚です。

 

・・・と、告知が長くなってしまったので「種子取祭」については、また次回。

 

<の>

2012年12月01日 (土) 未分類

「よしっ!わかった!!」の制作秘話

10月20日、俳優の加藤武さんが横浜能楽堂にいらっしゃいました。その日は「この人 百話一芸」の日。18回目を迎えた人気の講座ですが、古典芸能解説者で、元NHKアナウンサーの葛西聖司さんがゲストを迎えて、お送りしています。

 

加藤武さんといえば、金田一耕助シリーズ「よしっ!わかった!!」の台詞の等々力警部でおなじみ。また黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」「乱」などの代表作にも多数出演しています。

 

これは前半の対談の様子です。写真をスクリーンに映しながら出演された映画、舞台、テレビのお話を聞きました。

 

 

その中には、金田一耕助シリーズの等々力警部役の時の制作秘話も。

おなじみの「よしっ!わかった!!」の台詞は、もともと脚本にはなく市川昆監督が考えた台詞なのだとか。

そして台詞が有名になり、観客がどこで言うかと期待するようになると、なかなかその台詞を言わせないようにしたそうです。

言わせるにしてもただでは言わせず、薬を飲みながら、「よしっ!わかった!!」と言って、ばーっと口から薬を吹き出す演出を考えたり。

でもその薬の正体はというとクリープと龍角散(笑)

演出のスタッフさんが、試行錯誤をしながら一番よく粉が飛ぶ方法を考えた結果、クリープと龍角散の組み合わせになったそうです。

 

前半対談でひとしきり盛り上がった後、後半は普段は披露しないとっておきの芸・小唄をご披露頂きました。

 

 

さて次回は、12月15日に常磐津三味線の人間国宝・常磐津英寿さんをお迎えします。「浄瑠璃解剖」と題し、英寿さんが弾き語りをしながら、常磐津を「解剖」、解説をします。これを聞けばあなたも常磐津通になるかも。通常唄を歌う太夫さんをともなって三味線を弾きますが、今回は一人で唄いながら演奏する「弾き語り」をご披露します。とっても珍しいことなので、必見です!

 

詳細は、
横浜能楽堂講座「この人 百話一芸」第19回
日時:12月15日(土) 14:00~15:45
ゲスト:常磐津英寿
聞き手:葛西聖司
テーマ:「古き礎の上に新しきぞ建つ」
料金:3000円(全席指定)

 
<お問合せ・お申込み>
電話:横浜能楽堂 045-263-3055
オンラインチケットはこちら

 

ぼたん

2012年11月16日 (金) 未分類

黒川能ふたたび

横浜で黒川能を観る機会に恵まれました!

瀬谷区にある長屋門公園の開園20周年記念行事で黒川能が蝋燭能形式で上演されました。

相鉄線三ツ境駅で下車し、三ツ境駅前商店街をてくてく歩いて会場に向かいました。

よしよし、この道をまっすぐ進もう!

 

長屋門公園に近づくと一面に六ツ目結紋をあしらったポスターが!!テンションが上がります!!

 

午後5時の開場時にはずいぶん暗くなり、蝋燭に火が灯っていました。

行燈にも六ツ目結紋が見えます。

 

古民家の中で上演されます。ここにも六ツ目結紋が!

そして、蝋燭が大きい!

 

 

本番中は撮影不可だったので、様子を少しだけ。

蝋燭の明かりの中、切幕から演者の方々が出て来て、まずは平伏。春日神社の神事の流れだからでしょうか。後見も、出て来て着座したらまず平伏していました。この日の後見は、先日能面「山姥」をお借りした上座太夫の斎藤賢一さんでした。

上演曲は能「羅生門」、狂言「柿山伏」、能「猩々」。「羅生門」の間狂言がとてもコミカルで、ついくすくす笑ってしまいましたが、黒川能独特の謡と囃子が会場の雰囲気と相俟って、とても心地よい空間でした。蝋燭の火守りみたいな方が、お塩?を盛っている姿もまた風情があり、あぁ、また、ぜひ現地に見に行きたい!!と思いを強くした茶三杯でした。

 

観客に配布された記念品の蝋燭

 

黒川能は2月1日、2日の王祇祭、2月第4土曜日の「蝋燭能」、7月最終土曜日の「水焔の能」で観ることができます。黒川能の「蝋燭能」は2月23日(土)です。山形まで遠くて見に行けない方は、ぜひ、横浜能楽堂にお運びくださいませ。横浜能楽堂主催公演では久々の蝋燭能を開催します。

 

横浜能楽堂特別公演―蝋燭能―

平成25年2月23日(土)午後2時開演

  狂言「孫聟」(和泉流)野村万作

   能 「鉢木」(宝生流)近藤乾之助

チケット発売:12月8日(土)正午から

 

ご来場をお待ちしております。

茶三杯

 

 

2012年11月10日 (土) 未分類

天高く・・・

馬(う)肥ゆる秋。

 

皆さま、いかがお過ごしですか?

今日は良いお天気なのでちょっと

横浜・山手辺りに散歩にいこうかな・・・。

 この森林公園は以前、競馬場でした。

 

 

その名残がこの一等馬見所・・・。

なかなか趣がありませんか~。

施設らしい施設がほとんどなく、なだらかな敷地いっぱいに広がる芝生の公園で

休みの日にはたくさんの人が思い思いにくつろいでいます。

隣接している根岸競馬記念公苑には

 

馬 も います。

乗馬体験もあるみたいです・・・・。

興味のある方はちょっと調べてはいかがでしょうか。

さて、そんな公園を後に・・・

 

馬(う) → 松任谷由実(つとうやゆ

公園からほど近いところにある

♪~ソーダ水の中を貨物船が通る~♪ と、歌われている舞台となったのが

 

 

このレストランです。

今でも、運がよければ、天気の良い日には、

ソーダ水の中を貨物船が通るのが

見えるかも・・・。

 

そんなイルカのマークのレストランを後に、

 

しばら~く歩くと・・・

 

松任谷由実(つとうや ゆ) → なとのみえる丘公園(みなとのみえるおかこうえ

 

 

 みなとのみえる丘公園に到着~!!

少々、疲れました。

公園の中にはバラ園があって、ちょうど咲き始めたところです。

 

 やわらかな甘~い香りが、疲れを吹き飛ばしてくれた(?)かな。

 

この日はここでウエディングパーティーが!!。

 

こんなところにパーティーが出来るところがあったなんて・・・。

 

見慣れている景色も、少し角度を変えてみるとまた違う景色が見えてきたりします。

 

頬を伝わる風が心地良い季節の中・・・

何か新しい発見をしに、出かけてみてはいかがでしょうか?

<モモ>

 

 

 

2012年10月29日 (月) 未分類

災害時の協定書調印式を行いました。

来る10月24日(水)に、横浜市西消防署と横浜能楽堂とで協定の調印式を行いました。

災害時の代替施設に関する協定の締結が随所で行われており、今回の協定は

横浜能楽堂を西消防署地区本部の代替施設設置場所として提供すると言うものです。

これは、震災、津波(現時点では、津波の高さ4.9mと想定)等の被害により、西消防署の機能が失われる可能性がある場合又は失われた場合の代替施設とするためのものです。

(横浜能楽堂は高台にあるため)

現在、横浜市では防災計画の震災対策編をH25.3までに全面見直しを行っています。

その一環で西消防署地区本部指揮機能の確保のため当能楽堂に白羽の矢が立ったのです。

6月に打診があり、全面的な協力は惜しまないとの方針のもと関係所轄と調整を図り

今日に至りました。

 

 

 

「災害の発生確率が高まって来た」と叫ばれている今日、いまや防災から減災へ

の取り組みが必須であり自らも「喉もと過ぎれば・・・」ではなく日頃から「備えあれば憂いなし」の.意識を持ち行動したいと思います。

 

 

ターニヤ

2012年10月16日 (火) 未分類

黒川能の里へ行ってきました!

 企画公演「美の世阿弥 華の信光」第1回にご来場いただいたみなさまありがとうございました。 第1部の能「山姥」では、黒川能上座所蔵の能面「山姥」(伝・出目洞白)が用いられて上演されました。前回のブログにも少しおまけで書きましたが、能面借用・返却のために黒川能の里へ行ってきました。

上座太夫の斎藤賢一さんとは王祇会館にてお会いしました。

 

 

 

 王祇会館 

 

 

 

 

 

  私の無茶ぶりにも快く撮影に応じて下さった上座太夫斎藤賢一さん。

 

 

 

 

 

  無事に能面を返却し、王祇会館の中を見学。

 

 

 王祇会館は、地域のコミュニティ機能も併せ持っていて、研修室や多目的ホールもあります。ここに来たらぜひ見ていただきたいのが、視聴覚室・展示ホール(有料)。視聴覚室では黒川能に関する貴重な映像を見ることができます。全部で4本あるのですが、全て見ても1時間くらいなので、全て見るのがおススメです。展示ホールでも王祇祭の映像が流れています。(有料スペースは撮影禁止)

 

 その後、すぐ隣にある春日神社にも参拝。

王祇祭では雪の中、この階段を駆け上ります。

 

 

 

 

 

 

  

 手水。春日神社の紋章はこのあたりの領主だった武藤家の家紋だったそうです。この紋章はあちらこちらで見かけます。

 

 

 

 

 

 

 社殿。狛犬ならぬ狛鹿(?)がお迎えしてくれます。

社殿の中に舞台があり、黒川能が奉納されます。

 

 

 

  

 ふたたび王祇会館へ向かう途中で見つけたマンホール。

 

 

 

 

 

 記念に黒川能のきりえポストカードを購入

 

 

 

 

  

  王祇会館スタッフの秋山かおるさん。きりえポストカードのいくつかも秋山さんが製作されたそうです。すごい!秋山さんのご主人は農をしながら能をなさっていらっしゃるそうです。お子さんたちも黒川能の担い手とのこと。もっとお話しを伺いたかったのですが、時間切れ・・・。

 

 

 

 

  

黒川能は2月1日、2日の王祇祭、2月第4土曜日の「蝋燭能」、7月最終土曜日の「水焔の能」で見ることができます。

そして、横浜の方には朗報!11月10日に瀬谷区にある長屋門公園で上演されるそうです。

(9月末に問い合わせた時はまだ申込受付中でしたが、申込状況は主催者へお問合わせください。)

 

返却日は台風17号の影響が心配されましたが、スイスイと山形に到着。アメフラシ体質の私のパワーを押さえたのは大自然の象徴とされる「山姥」様のお力だったのではと思わずにはいられませんでした。なぜなら、台風は去っていたというのに、能面をお返しして1時間もしないうちに大雨が降ってきたから。

 

茶三杯

 

 

 

 

2012年09月30日 (日) 未分類

今なら、まだ間に合う!

横浜能楽堂の山崎有一郎館長は、今年で満99歳。

父上は、戦前・戦後に掛けて、建築家として能舞台の設計を手掛ける傍ら能楽評論家としても知られた山崎楽堂先生。

そのため、子どもの頃から、山のように能を見続けて来た。

「現行曲」と呼ばれる、現在よく演じられている能の曲は、二百数十曲ほどある。

山崎館長は、とっくにすべて見ていると思っていたら、なんと一曲だけ残っていた。

それは、戦国時代に活躍した観世信光が作った「皇帝」。3回シリーズで開催される企画公演「美の世阿弥 華の信光」第1回に登場したのだ。このシリーズでは、「美」を追求した世阿弥の曲と「華」に重きを置いた信光の曲を1日に1人で両方を演じる。

世阿弥の曲は、能の代表曲とされる曲が多いが、信光の曲は、珍しい曲が続く。

まだ間に合います。お見逃しなく。

 

                          そっぷ

企画公演「美の世阿弥 華の信光」チラシ

企画公演「美の世阿弥 華の信光」第2回

企画公演「美の世阿弥 華の信光」第3回

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