スタッフブログ
2015年05月08日 (金) その他

横浜能楽堂へご来館される時、道路に標識があるのをご存知でしょうか。

標識といっても実物はこちら、なんと花崗岩でできています!

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上の写真は掃部山公園前のものになりますが、他にも紅葉坂付近に3か所、坂下の旧東横線高架下歩道と音楽通り入口、紅葉坂から能楽堂へ入る一方通行道路の入口にあります。

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平成8年の開館当初は7か所ありましたが、道路工事等により現在は上記4か所です。

が、実は他にも名残がある場所が・・・。

以下の写真をご覧ください。桜木町駅前にあるこの道標、現在でも立っていますが、色が消えています。

恐らく、昔はこの方向に横断歩道があり、横浜能楽堂へ来ることができたと思われます。

(現在はこの方向に道路を渡ることができません)

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皆さまいくつご存知でしたでしょうか。

今までご紹介しました花崗岩の道標ではありませんが、日ノ出町駅前にも横浜能楽堂の道標が立っています。

以前は戸部駅前にもありました。

横浜能楽堂にお越しの際には、道標も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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2015年04月09日 (木) 未分類

4月1日、靖国神社の「奉納夜桜能」に行ってきました。
毎年靖国神社の能舞台脇にある桜の標本木に5輪ほど開花することで、

東京の開花が宣言されることでも有名なところです。
番組は、舞囃子「養老」、狂言「棒縛」、能「巻絹」。
あいにくの小雨と花冷えの寒さではありましたが、雨合羽が配られ満開の桜のもとで舞台は始まりました。1428216160963
火入れと共に笛の演奏が始まります。なんと曲はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の『My favorite things』(某鉄道会社のCMソングでも有名な曲です)が始まり、バッハの「G線上のアリア」と続き、初めて聴く能管の洋楽演奏はとても新鮮でした。フルートとはまた違う能管独特の温かみのある音色に背景が溶け込むようにマッチして、寒さも忘れ聞き入ってしまいました。霧雨の中、桜がハラハラと散りゆく中での舞台は本当に幻想的で、能楽堂でお馴染みの出演者たちもいっそう華やいだ表情に見えたのは桜の精?の仕業でしょうか・・・
それにしても、桜の時期はあっという間。
『ことならば咲かずやはあらぬ桜花見る我さへにしづこころなし』と三十六歌仙の一人、

紀貫之は「どうせ散るなら咲かないではいられなかったのか」と散る桜を惜しむ歌を
残していますが、すべての花は咲いてこそ美しいけれど、散る様までもが美しいのは個人的には桜において他はないように思います。

せっかくなので近くの千鳥ヶ淵まで足を延ばしてみると、見事な桜の波のような風景にさらに感激。1428216421749
贅沢な春の訪れを満喫した一夜でした。

むつき

2015年03月31日 (火) 未分類

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掃部山公園のさくらも満開を迎えました。

横浜能楽堂では、3月29日に「横浜こども狂言会」を開催。狂言方大蔵流山本東次郎家の山本則俊先生のもとでお稽古をした子どもたちが、本舞台で立派に狂言を披露しました。

 

初舞台の子がいる一方で、卒業していく子もいます。

見所には、十数年前に卒業したOBが、小さな二世を連れている姿もありました。

さくらの時期は、季節や人生の節目というだけでなく、巡るいのちの節目のようにも感じます。

 

さて、明日から新年度。季節の力を借りて、繰り返す日常を新しい気持ちで過ごしたいですね。

次の桜の季節まで、また多くのみなさまに古典芸能を楽しんでいただくことができますように。

お花見ついでに、能楽堂にもぜひお立ち寄りくださいね。

 

<ひまわり>

2015年03月26日 (木) 未分類

待ち焦がれた春ッ!
暖かくなり気持もいい。調子もいい。気前は・・・いい?(願望・笑)

 

沖縄から横浜に来て、もうすぐ半年。こちらの冬は、寒くて寒くて、さびしくて・・・。
3月末で、約半年間のアーツマネジメント研修が終了する。
皆さんに良くして頂いて、支えて頂いて、多くを勉強させていただきました。
充実した研修。出逢い、頂いた教授・ご縁。経験から得た財産は、あの世までも。

 

わかっていたお別れですが・・・「さびしい。」    ようやく暖かい春なのに。
大家族で育った私、一人暮らしは最後まで慣れなかった。

 

ごはんは、皆で食べた方がおいしい。
話しながら、笑ったり、怒ったり、泣いたり、ケンカしたり、歌ったり、踊ったり。
離れて気づく家族の有難さ。
帰ったら、大事にしよう。家族と過ごす時間。
帰ったら、恩返ししよう。地元に。沖縄に。お世話になったみなさんに。

 

たくさんの愛に触れ、愛を知る機会でした
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できるだけ多くの人が、優しさに触れ、思いやりに触れ、心穏やかでありますように。そのために

 

そして期待する、新たな門出。
みなさま、大変お世話になりました。ありがとうございました。
いっぺ~にふぇ~で~びたん(心より感謝申し上げます)  気(き)愛(あい)を込めて!

 

沖縄おばあ。

2015年03月21日 (土) 未分類

先日、奈良へお水取りに行ってきました。

お水取りは正式名称を十一面悔過といい、修二会とも言われています。

毎年3月1日~15日まで東大寺の二月堂で行われ、お水取りが終わると春が来ると言われます。毎年この時期になると、春の風物詩としてニュースなどにもよく取り上げられます。

この行方は古代に始まってから1200年もの間、絶えることなく続けられているそうです。

 

11名の選ばれし練行衆と呼ばれるお坊さんたちが、15日間休むことなく、行を行い続けます。実際にはすでに2月から別火などをして準備が始められますが、二月堂に上がって行を行うのが、3月1日から。

 

一番有名な行はお松明と呼ばれるもので、「お水取り」といえば一般的に想像するのがこれ。観光客もこれを目当てにぞくぞくと集まってきます。

私が行った14日は19:30からお松明だったのですが、18:00に行った時にはすでに人がいっぱいで、お松明を見やすい位置には到底食い込めず、見にくい場所からしか見えませんでした。。。
その場所から必死に撮った写真がこれ↓

この火の粉を浴びると一年健康で過ごすことができると言われます。

お松明

 

かなりの量の観光客は、この「お松明」を見ると帰っていきます。

でも、本当のメインは、もっともっと後。

堂内で初夜・半夜・後夜の行法と続いていきます。私はそれを目当てに二月堂の「局」と呼ばれる場所に移動。

練行衆たちが行を行う内陣。その外側の格子で隔てられ廊下のような場所を外陣。そしてさらに格子の外側が私たちのいる「局」です。その局が四方にあり、そこからか行を垣間見えるようになっているのです。

 

そこで垣間見る、漏れ聞く行の姿・声・音はとても神聖で、そこにいるだけで身が清められるようでした。また、東大寺の力強く、どっしりとした大きさが、姿から、声から、また五体投地などの音から感じられるようでした。

 

特に、興味深かったのが、「達陀」という行。

達陀帽というかぶりものをつけ、松明を持って跳んだり、走ったりしているように見えましたが、所作が独特で、日本のものというよりは、なんとなく西アジアの香りがするようなものでした。

はっきり見えないからこそ、余計に神秘的に見えるのかもしれませんが、神秘的、幻想的で、脳裏にその光景が焼き付いて離れません。

 

「達陀」が終わると、練行衆たちは下堂し、私もそれを見送ると宿に帰ることにしました。もうその頃には夜中の0時を回っていました。

真夜中の凍てついた空気の中で、二月堂の灯篭は美しく、凛と輝いていました。

 

二月堂の様子

ぼたん

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横浜能楽堂
住所:
〒220-0044 神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘27-2
電話:
045-263-3055
休館日:
無休 (施設点検日と年末年始を除く)
開館時間:
午前9時~午後8時
横浜能楽堂は、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が運営しています。
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