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2017年08月16日 (水) 日々の出来事

職場体験2017

高校1年生の生徒さん2名が、この夏、横浜能楽堂に職場体験に来てくれました。

 

この職場体験は高校生のキャリア教育の一環として横浜能楽堂が受入れをしており、今年で3年目になります。今年の高校生は、どのように能楽堂の仕事を感じてくださったのでしょうか? レポートをご紹介します。

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暑い日が続きますが、皆様はどうお過ごしでしょうか。

 

私たちは8月5日(土)に行われた「横浜能楽堂講座 人間国宝・山本東次郎先生の『狂言の時間』」と8月7日(月)から行われた「こども狂言ワークショップ~入門編~」のお手伝いをさせていただきました。

 

5日はプログラムの配布と場内警備※を担当しました。お客様をお出迎えする立場となるのは二人とも初めての経験だったためとても緊張しましたが、職員の方々のサポートもあり無事終えることができ、貴重な体験となったと感じております。

※客席内に座ってお客様や舞台進行に目を配る役目です

<プログラムを落とさないようにお子さんには目線を合わせて配ります>

また、「狂言の時間」の中で東次郎先生がおっしゃっていた「狂言は暴力や物を壊すシーンなどの醜いものをできるだけ美しく見せようとする」という言葉は、私たちにとってとても新鮮で印象深いものでした。

 

終演後に、歴史ある狂言面を間近で見ることができたのも、貴重な体験の一つです。

 

7日は、9月2日に行われる特別公演「左右左」という舞台のリハーサル会場の準備をお手伝いした後、「こども狂言ワークショップ 入門編」の受付と記録を担当しました。

 

「左右左」会場準備を通して一つの舞台にも沢山の方々の思いや働きが詰まっていることを感じることができ、その後のリハーサルの見学では演者さんの迫力に圧倒されました。特に、人間国宝である大倉源次郎さんの小鼓の演奏は空気を変えるようでとても心に響くものでした。より多くの人に観ていただきたいと思います。

 

「こどもワークショップ」では私たちよりも年下のお子さんたちが一生懸命お稽古を受けており、この中から次世代を担う演者さんが生まれるのかもしれないと思うと、感慨深いものがありました。もっと多くの若い人にワークショップに参加していただき、狂言を知ってもらうきっかけになったらいいなと思いました。

 

この2日間で今まで関わることのできなかった職種の方々にお会いでき、私たちの成長に繋がったと思います。横浜能楽堂でしかできない体験を沢山させていただくことで古典芸能への興味も深まり、更に色々な舞台に足を運んでみたいと感じました。

 

2日間様々なサポートをしてくださった職員の方々にとても感謝しております。

 

本当にありがとうございました。

 


Nさん、Mさん、2日間どうもありがとうございました。とくに「左右左」のリハーサル会場の準備では、広いスタジオにリノリウムを敷いてテープを貼る作業に一生懸命取り組んでいた姿が印象的です。

 

<リノ敷きは実はけっこうな肉体労働です>

 

機会があったらまた能楽堂に遊びに来てくださいね!

 

RDZV2017

 

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