2014年10月07日 (火) 内容
祇園祭 復活の後祭!
以前ブログに書いたこともありますが、八重山の芸能が好きでちょいちょい行っております。つい先日も念願だった西表島の節祭を見てきました。
そのことを書こうかとも思いましたが、沖縄以外の祭りも見るんだぞ!というところをアピールしようと(?)今回は7月に行ってきた京都の夏の風物詩・祇園祭のことについて書こうと思います。
私が祇園祭に興味を持ったきっかけは、横浜能楽堂で2004年2月に開催された「日本の音 第4回『町衆の心意気』」。その際、出演した長刀鉾保存会の祇園囃子にグイっと惹かれるものを感じ、その年の祇園祭に行って以来、度々、足を運ぶようになっています。今年は、49年ぶりの後祭の復活、また150年ぶりの大船鉾の復活という大きな節目の年。これはぜひ行かねばと、後祭を見物してきました。
後祭の宵山は四条通りの歩行者天国や露店の出店などがないため、ゆったりとしたムード。
それでも大船鉾は大人気。粽はすでに完売していました。禁門の変で焼失して以来150年ぶりの復活というのが、歴史の町・京都を感じさせます。
夜になると日和神楽が始まります。例年の四条通を使うルートではなく、三条通から寺町通を行くルート。こちらの方が古いルートだそうです。見物客も少なく、静かな町に祇園囃子が響き渡ります。
宵山の最後を飾る、南観音山の「あばれ観音」。この時は、今までどこにいたんだろうかと思うほど、見物客が殺到していました。
翌朝。後祭の山鉾巡行は、四条通からではなく、御池通から始まる逆ルート。山や鉾が御池通へ向かいます。
大船鉾150年ぶり山鉾巡行での辻回し。歴史的な場面をカメラに収めようとメディアも沢山来ていました。
これまで後祭の代わりに行われてきた花傘巡行も同時に開催。花街も参加して彩りを添えていました。
長刀鉾保存会の人たちが大船鉾保存会の人たちに飲み物を振る舞う姿も。山鉾巡行が二日間に分けて行われるからこそ見られる光景でしょうか。
後祭に参加する山鉾は10基。これまで1日で行われていた山鉾巡行を見慣れていると、規模の小ささは感じますが、その分落ち着いた賑わいという雰囲気があり、様々な面で本来の形に戻ったのではないかと感じました。休み山となっている鷹山が復活に向けて祇園囃子の稽古を開始したとの報道もあり、今後の展開も楽しみな祇園祭です。
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