2014年06月16日 (月) 未分類
夏休みの自由研究
関東は蒸し暑い日が続きます。梅雨が明ければ、子どもたちはもう夏休みですね。
皆様、夏休みのご予定はお決まりですか?
私はまださっぱり。
小学生の頃、都会そだちの私は、毎年親の実家に里帰りするのが楽しみでした。
両親の家はそろって農家。家の周囲は田んぼと山。
だから夏休みは、とんぼや蛙を追ったり、海で泳いだり、釣りや木登りして過ごしました。
にわとりの世話や薪割り、野菜の出荷などのお手伝いも、楽しくて遊び気分でした。
とくにおもしろかったのが、お風呂焚き。
雨の日は太陽光給湯器が使えないので、お風呂の外に設置された窯で、
薪を燃やしてお風呂を沸かすのです。
薪を組み、新聞紙や枯れ枝で焚きつけ、空気の通り道を作りながら薪を足して…と、
おじいちゃんに教えてもらいながら火の扱いを覚えます。
最初は燃やし続けるのは難しいのですが、やっているうちにコツがわかってきます。
じきひとりで任せられるようになると、少し大人になったような気分がしたものでした。
楽しい夏休みも半ばを過ぎると、残っているのは宿題と自由研究。
自由研究はいつもやることが決まらなくて困り果てました。
考えてみたら、お風呂の焚き方だって立派な自由研究になるのになあ!
珍しい田舎の暮らしも、当時は当たり前過ぎて、研究対象とは考えられませんでした。
いまどき夏休みの自由研究は、子どもだけでなくお父さん、お母さんにも悩みのタネだとか。
私からアドバイスできるとしたら、身の回りのことや既に予定していることをレポートにしては?
というものですが、思いつかない方にご提案。
たとえば子ども向けのワークショップに参加して、それをレポートするのはいかがでしょう?
横浜能楽堂では、夏休みこども狂言ワークショップを
7月27日(日)・8月4日(月)~6日(水)の4日間で行います。
対象は小学生から中学生まで。
初日は公演を鑑賞し、8月の3日間で一流の狂言師さんのもと、
立ち方や座り方、扇の使い方、歩き方を学び、狂言の一場面を演じます。
演目は6年生の教科書にも載っている「柿山伏」です。
正座や和室の立ち居振る舞い、最近は教える機会も少ないですよね。
この機会にぜひお子さんに楽しく経験させてあげてはいかがでしょう?
ひまわり