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2014年01年16日 (木) 未分類
やまとぢから

年始から横浜そごうのそごう美術館で開催されている、籔内佐斗司さんの展覧会「やまとぢから」に行ってきました。

 

 やまとぢからポスター

 

 

籔内さんといえば、あの「せんとくん」のデザインをしたことで有名ですが、彫刻家で、仏像の修復なども手掛けていらっしゃいます。

 

美術館の入口をはいると・・・まずはせんとくんと鹿坊たちがお出迎え。

 

 せんとくんと鹿坊

 

チラシの画像に使われているような童子たちから、伎楽面、せんとくんのように実際に中に人が入ることのできる布で作られた作品、そして籔内さんが学生時代に製作した作品、そして籔内さんのお弟子さんが製作した仏像の模造まで、籔内ワールドが展開されていました。

 

 

中でも、日本地図をかたどった台にそれぞれの地域にまつわる作品を置いてあるお部屋がとても印象的でした。

出雲のあたりにはうさぎさんと大国主命の作品があったり、愛知県のあたりには桃太郎の作品があったり(桃太郎は、岡山県が有名なのですが、実は愛知県犬山市にも桃太郎の説話があり桃太郎神社もあるのです!)、遠野にはかっぱがいたりしました。

一つ一つ細かく見たり、少し高くなったところから俯瞰してみたりと、いろんな楽しみ方ができ、とっても素敵な作品でした。

 

14:00から待ちに待った籔内さんのトーク。(毎週土曜にされるそうです。)

印象に残ったお話がたくさんあり、その中でもお客様から出た質問に対する答えが興味深かったので、お伝えしたいと思います。(一語一句籔内さんの言葉ではありませんが。。。)

 

「籔内さんのお好きな仏師は誰ですか?」

「運慶・快慶などの慶派以前は仏師が仏像に名前を記していないので、どれがどの仏師の作品とは分からないので、好きな仏師というのは難しいのですが、一番好きな仏像は、桜井市の聖林寺の十一面観音です。」

調べてみるとこちらみたいです。↓

http://www.shorinji-temple.jp/about/about04.html#../images/about/p4_p02.png

 

 

「籔内さんの作品は目が印象的ですが、何か意図はあるのでしょうか。」

「これまで私は『こころとからだ』をテーマに作品の製作をしてきました。人間の肉体が『からだ』、目が『こころ』を表す部分と考えているので、大切な部分と考えています。また、『童子』たちも『こころ』でありすべての事象や現象の背後にあるものなのです。」

童子くんたちは、それぞれのことやものの持っている気持ちや思いなのですね!

 

「年代と作品数を見ているととても量が多いと思いますが、どのように製作していらっしゃるのでしょうか。」

「これだけ多くの作品を製作しているのは、一人で製作するのではなく、昔ながらの仏像を製作する際にとられていた『工房』の形態で、チームで製作しているからです。」

日本古来のやり方で作品製作をすることで、人材育成をしながら、伝統を継承しているんですね。

 

と、こんなお話を聞くことができました。

いっぱい楽しい作品を見ることができ、興味深い話もたくさん聞くことができ、新年早々充実した時間を過ごすことができました。

 

最後には、治道翁と小天狗が見送ってくれました。ばいばーい。

 ちどうおうと小天狗

 

 

展覧会は1月22日(水)までやっています。

1月18日(土)の午後2時には籔内さんのギャラリートークも。

詳しくはこちら↓

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/yabuuchi/index.html

 

ぼたん

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