2012年10月16日 (火) 未分類
黒川能の里へ行ってきました!
企画公演「美の世阿弥 華の信光」第1回にご来場いただいたみなさまありがとうございました。 第1部の能「山姥」では、黒川能上座所蔵の能面「山姥」(伝・出目洞白)が用いられて上演されました。前回のブログにも少しおまけで書きましたが、能面借用・返却のために黒川能の里へ行ってきました。
上座太夫の斎藤賢一さんとは王祇会館にてお会いしました。
王祇会館
私の無茶ぶりにも快く撮影に応じて下さった上座太夫斎藤賢一さん。
無事に能面を返却し、王祇会館の中を見学。
王祇会館は、地域のコミュニティ機能も併せ持っていて、研修室や多目的ホールもあります。ここに来たらぜひ見ていただきたいのが、視聴覚室・展示ホール(有料)。視聴覚室では黒川能に関する貴重な映像を見ることができます。全部で4本あるのですが、全て見ても1時間くらいなので、全て見るのがおススメです。展示ホールでも王祇祭の映像が流れています。(有料スペースは撮影禁止)
その後、すぐ隣にある春日神社にも参拝。
王祇祭では雪の中、この階段を駆け上ります。
手水。春日神社の紋章はこのあたりの領主だった武藤家の家紋だったそうです。この紋章はあちらこちらで見かけます。
社殿。狛犬ならぬ狛鹿(?)がお迎えしてくれます。
社殿の中に舞台があり、黒川能が奉納されます。
ふたたび王祇会館へ向かう途中で見つけたマンホール。
記念に黒川能のきりえポストカードを購入
王祇会館スタッフの秋山かおるさん。きりえポストカードのいくつかも秋山さんが製作されたそうです。すごい!秋山さんのご主人は農をしながら能をなさっていらっしゃるそうです。お子さんたちも黒川能の担い手とのこと。もっとお話しを伺いたかったのですが、時間切れ・・・。
黒川能は2月1日、2日の王祇祭、2月第4土曜日の「蝋燭能」、7月最終土曜日の「水焔の能」で見ることができます。
そして、横浜の方には朗報!11月10日に瀬谷区にある長屋門公園で上演されるそうです。
(9月末に問い合わせた時はまだ申込受付中でしたが、申込状況は主催者へお問合わせください。)
返却日は台風17号の影響が心配されましたが、スイスイと山形に到着。アメフラシ体質の私のパワーを押さえたのは大自然の象徴とされる「山姥」様のお力だったのではと思わずにはいられませんでした。なぜなら、台風は去っていたというのに、能面をお返しして1時間もしないうちに大雨が降ってきたから。
茶三杯