スタッフブログ
2015年08月24日 (月) 未分類

横浜能楽堂でこのたび高校生1年生のお二人を職場体験として受入れました。

公演の助っ人として活躍してくれた彼女たちが、今回ブログを書いてくれました。

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こんにちは。

夏休みも終盤に入りました。皆様、いかがお過ごしですか。

 

8月8日に横浜能楽堂で行われました「夏休み親子能楽ワンダーランド」!

実は、私たちは職場体験として横浜能楽堂のお手伝いをさせて頂きました。

 

 

まずは、「体験しよう!」

開場時、受付やパンフレットのお渡しを体験させて頂きました。様々な公演でも見かける、会場に入ってすぐお客様を迎える役目を一度やってみたい!と昔から憧れに思っていた私たちは、とてもワクワクしながら、させて頂きました。

一方、子どもたちは、太鼓や笛などのお道具を実際に触れてみて、初めてで不安げながらも楽しそうな様子でした。

 

つづいて、「殺生石の正体を探れ」

これは、「体験しよう!」と本公演との間の時間を楽しく過ごしてもらえるように考えられた、能「殺生石」にまつわるキーワード集めのゲームです。

私たちは『水は秘密を浮かび上がらせる』というヒントのもと集まった子どもたちと、水の浮き出しをしました。

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<体験中です!>

 

紙を水の中につけたら文字が見えてきた!

子どもたちもお父さんお母さんも私たちもビックリ!

なぜでしょう???

 

その原理は、薄い紙にロウで文字を書くとそのままでは何も見えないのに、水につけるとロウが水をはじいて文字が浮かび上がってくるのです!

 

子どもたちが楽しんでいる様子を間近で見られて、私たちもとても楽しかったです。

 

 

そして、公演が始まりました。

始めに七拾七年会の方々による、ミニワークショップがありました。

能の謡や太鼓などを客席で手を使いながら、皆で体験できました。

今までは、役を演じている方を主に観ているばかりでしたが、とても楽しく、分かりやすいご説明もあったので、体験したお道具に着目したり、今までとは違う視点で鑑賞することができました。

 

 

そして今日は職場体験2日目として、横浜美術館で「蔡國強展:帰去来」を観てきました。

 

鑑賞に先立って広報担当の方から展覧会を開催するにあたっての流れなどの詳しい説明を伺いました。

展覧会を多くの人に知って見に来てもらうために、色々なかたちで様々な人とコミュニケーションをとりながら、できるだけのことをされてきたと思うと、チラシを配って作品を展示するだけではなく、作品の魅力を理解することも必要なことだと思いました。

 

蔡國強さんの作品は力強く、魅惑的で、火薬を使った作品を作る際の映像を見たときには、爆破の脅威に圧倒されました。

また、なんといってもオオカミのレプリカによる「壁撞き」はリアルで今にも動き出しそうでした。99匹もいるのに、1匹も同じ顔や姿の物はなく、とても驚きました。

 

 

今回の職場体験では多くの事を学ぶことができました。

中でも、公演というのは、舞台に立つ方はもちろんですが、その1つの公演のためにされてきた、企画や構成、その他たくさんの工夫や考え、思いに支えられて、作り上げられているということを実感できたと思います。そのような表には見えないものこそ大切だと、改めて気づきました。

また、職員の方から、公演の企画やその裏側にある様々な思いなど貴重なお話を伺うことができました。

この経験を忘れず、これからも色々なことを体験しながら、成長していきたいです。

貴重な経験をさせて頂き、感謝しております。ありがとうございました。

 

また公演を観に行きたいです!                     Peach Eye

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Peach Eye さんたち、どうもありがとう!

またぜひ公演を観に来てくださいね!

(RDZV2015)

2015年07月29日 (水) 未分類

皆様、こんにちは。

あん娘です。

出勤時に横を通る小学校から、朝の歌声が聞こえないなぁ~と思ったら、

学校はもう夏休みなのですね。

皆様は、いかがお過ごしですか?

 

 

私は、梅雨が涼しかったぶん、暑さになかなか体がなれません。

道を歩いていても暑い…部屋にいても暑い…何をしていても暑い…涼しいところへ避難したい!!

ということで、避暑地の栃木県那須町へ行ってきました。

 

那須には、能の題材にもなっている『殺生石(せっしょうせき)』と呼ばれる岩があるのをご存知ですか?

東京から新幹線で那須塩原へ。ここでJRに乗り換えて1つ目の駅・黒磯駅で下車します。

横浜とは違い涼しさを感じます。さすが避暑地!!

その黒磯駅からバスで湯本温泉街へ行くと、湯川に沿ったところに草木も生えない荒涼とした場所があります。

 

そこにあるのが、伝説の史跡『殺生石』です。

史跡「殺生石」までの道

この橋をずっと進んでいくと、一番奥に『殺生石』があります。

 

 

ここで少し殺生石の伝説をご紹介。

むかしむかし、九尾の狐は、中国・インドと渡り悪行を尽し、ときの朝廷に危害を加えてきました。

時は平安時代、鳥羽上皇が政治を行っていたころ、一人の女性が宮中に現れます。

その女性は、とても美しく賢かったので、「玉藻の前(たまものまえ)」と名付けられ、上皇に仕えていました。しかし彼女が上皇の近くにいるようになってから、上皇の様子がおかしくなってきたのです。心配した家来たちは、陰陽師の安倍泰成(あべのやすなり)を呼び、占ってもらうと、玉藻の前の正体は九尾の狐だと言います。

泰成は、上皇を助けようと玉藻の前と戦います。対決に敗れた玉藻の前は、九尾の狐の姿となり那須野へ逃げて行きます。

逃げて行く九尾の狐を武士たちは追いかけていき、遂に神から授かった弓矢で狐を射止めたのでした。

しかし、九尾の狐の怨念は強く、大きな石となり近づく村人や動物、空飛ぶ鳥までも猛毒を放って殺し続けます。そこへ九尾の狐を退治しようと名僧の玄翁和尚がやって来ます。玄翁和尚が石に向かって一心にお経を唱えると、一筋の白煙とともに玉藻の前が現れますが、やがて姿は消え、石は3つに割れて飛び散りました。

因みに、この殺生石を割るときに、玄翁和尚は槌を使ったとも言われ、大工道具である金槌を「玄能(げんのう)」と呼ぶのは、この故事に由来していると言われているんですよ。

 

 

その3つに割れた石の1つが、こちら。

史跡「殺生石」

たくさんある石の中で、しめ縄のあるものが『殺生石』です。

 

 

 

『殺生石』の周辺には、柵があって近づけません。

殺生石の立入禁止看板

「立入禁止」の看板が、大きく掲げられています。

今でも九尾の狐の怨念が残っているのでは…?と思ってしまう雰囲気です。

 

 

横浜から約3時間。

少し移動しただけで、涼しくもなり、日ごろとは違う景色を味わいました。

でも能が作られた室町時代、旅に出るということはとても大変なことでした。

電車も飛行機も車もなく、徒歩で移動しなければならない時代。

当時の人々は能を見ることで、その土地の風景を想像し、楽しんでいたそうです。

 

休日のご予定が決まっていない皆様、

なかなか遠くには出かけられない皆様、

能楽堂で、日本中を旅してみてはいかがでしょうか。

 

 

今回ご紹介した『殺生石伝説』を題材にした能が8月に上演されます!

能「殺生石」は、玄翁和尚が登場するところから、物語が始まります。

石に祈る場面が見どころ!さて、玄翁和尚の祈りは届くのか?!

他に小学校6年生の国語の教科書にも掲載されている狂言「柿山伏」も上演いたします。

鑑賞+能のリズムを体験できるミニワークショップと能の解説付き。

親子の皆様だけでなく、能楽初体験の大人の皆様もお楽しみ頂ける内容です。

 

8月8日(土)午後2時開演

横浜能楽堂普及公演「夏休み親子能楽ワンダーランド」

詳細はこちら

能「殺生石」の上演写真

能「殺生石」(観世流)武田文志 撮影:前島吉裕

 

あん娘

 

2015年07月01日 (水) 未分類

熊野には本宮、新宮と呼ばれる速玉大社、そして那智大社の3つがあり、その3つを合わせて熊野三山と呼ばれています。

4年前、その三山と熊野古道を訪れる予定だったのですが、まさにその時に「紀伊半島大水害」と呼ばれる災害が起こったのです。那智大社だけ雨の中お参りし、鉄道が動かなくなる前に帰ろう、と志半ばで帰ってきました。

今回、4年前のリベンジで熊野本宮の例大祭に行ってきました。熊野本宮の例大祭は毎年4月13日から15日にかけて行われます。

 

1日目は、湯登神事(ゆのぼりしんじ)という行事が行われ、神職、修験者、伶人(神楽人)、氏子総代、稚児の一行が、熊野本宮大社を出発し山を登り、湯の峰温泉を目指します。湯の峰温泉まで行くと温泉で身を清め、湯の峰王子という地点で八撥神事(やさばきしんじ)という神事を行い、また山を下ってきます。そして今度は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる元々熊野本宮大社があった場所に帰っていきます。

私は八撥神事から参加したのですが、雨のため屋外で執り行われるはずだった八撥神事が、湯の峰温泉の宿の宴会場で行われていました。神秘的な感じもなくなってしまい、少し残念に感じましたが、雨の中では屋外で行うのは大変なのでしょうがないことですね。。。

その後雨が小降りになり、一行が大斎原に入っていく姿は美しく、母なる土地に戻っていくような、一行が包み込まれていくような感覚を覚えました。

おおゆのはらへ

 

2日目は内部のお祭りのようだったので、パスして雨の中でしたが、新宮と神倉神社までお参りに。神倉神社はゴトビキ岩と呼ばれる巨大な岩をご神体とした神社。松明を持って石段をかけ下りるので有名な御燈祭の会場となるところです。

 

3日目は、メインの本宮祭と渡御祭(とぎょさい)という本宮から大斎原まで列をなして練り歩くというお祭り。そして大斎原では、神様にいろんな舞を奉納していきます。

 

なんとその日の朝までくもり空だったのに本宮祭を始める時間になると、空が晴れ渡り、快晴となりました。これにはそこに居合わせたみんなが驚き、それこそ神に感謝といった感じでした。

本宮祭では、神職の方々が神様にお供え物を運び祝詞をあげると、氏子の人々が次々に玉串を奉納していきました。そしてそれが終わると、参列していたその他の人にも玉串を奉納できる機会がありました。私も普段開放していないご社殿の中に入らせて頂き、玉串を奉納してきました。めったにない機会にとても幸せな気分になれました。

 

本宮祭が終わり、午後には渡御祭が催されます。渡御祭の時間が近くなり、本宮の石段を降りた鳥居の横に大きな旗も掲げられると、いよいよ一行が下りて来るころかと気持ちが高まります。

本宮の鳥居と大きな旗

 

そして、始まりました。一行が本宮を出て、石段を下りてきました。

石段を下りてくる一行

宮司さんを先頭に、氏子総代の方、露払いの天狗と列をなして下りてきます。

そして、山伏たち、大和舞を舞う男の子たち、巫女(役の子供)や、稚児、御神輿を担いだ子どもたち、男たち、女たちが続きます。1日目から人数が増えて巨大化した行列は大斎原に進んで行きます。

 

そして大斎原に到着すると、御神輿に乗せてきた神様の前で大和舞、巫女舞、稚児舞などを次々に舞を奉納していきます。その様子は華やかで、きっと神様も楽しんでいたことでしょう。

 

↓これは巫女舞。小学生か中学生の女の子たちがかわいく舞っていました。

巫女舞

↓これが稚児舞を舞う直前。稚児の子供たちとお父さんが出番を待っています。

待っている間に寝てしまう子、泣き出しちゃう子もいて、お父さんは大変そうでした。。。

稚児とお父さん

舞の奉納が終わると、余興的に山伏の護摩焚き、餅投げが行われました。

おうちに帰れなくなるからと、その辺で失礼してきました。

 

さすが古から聖地として崇められてきた土地だけあり、神秘的だったり、とても気持ちのよい景色が広がったりと、そこからいい気をたくさん頂けたように感じました。

今回は熊野古道を歩けなったので、次の機会には熊野古道を歩きたいと思います。

 

ぼたん

2015年06月05日 (金) 未分類

ヨメ:「○○と居ると、とても癒されるね!」

※○○(○○は我が家の犬の名前)

A

ショウセイ:ムムム・・また何か企んでいるな!?

ヨメ:「子供と泊まりの旅行を計画しているので留守番よろしく!」

ショウセイ:ついにまた来た!

覚悟の上とは言えいつも涙・涙・・・。

 

※○○に対しては、一年365日(うるう年もありますが・・)

朝晩の食事を与えることと、つねにお水の用意そして一日2回の散歩は必須。

 

ヨメ:「○○は家族同然なのだから頼むね!」

ショウセイ:都合の良い時、その言葉よく出る~

 

―数日後、旅行から帰宅 ―

 

ヨメ:「ただいま。○○の面倒ちゃんと見てた?」

ショウセイ:「もちろん!」

コドモ:「とても楽しかったよ!」

ショウセイ:「そりゃ、そうだろう!」

こっちは、いつものように静かに留守番。

ヨメ:「何かお土産と思ったけど良いものが無くて買ってこなかったわ。」

または「買う時間が無くて買えなかったごめん!」

ショウセイ:またいつものことか!

「良いよ。気にしなくて!」

(毎度のこととは言え、トホホ・・・。

でも、たまに地酒300mlとおつまみを買ってきてくれたこともあったかな。)

B

この会話、今まで十数回を繰り返している~。

ヨメから癒しの言葉が出たら要注意!!(ああ怖い・・・)

留守番の思い出だが、今後も続くと思う今日この頃。

 

ターニヤ

2015年05月08日 (金) その他

横浜能楽堂へご来館される時、道路に標識があるのをご存知でしょうか。

標識といっても実物はこちら、なんと花崗岩でできています!

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上の写真は掃部山公園前のものになりますが、他にも紅葉坂付近に3か所、坂下の旧東横線高架下歩道と音楽通り入口、紅葉坂から能楽堂へ入る一方通行道路の入口にあります。

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平成8年の開館当初は7か所ありましたが、道路工事等により現在は上記4か所です。

が、実は他にも名残がある場所が・・・。

以下の写真をご覧ください。桜木町駅前にあるこの道標、現在でも立っていますが、色が消えています。

恐らく、昔はこの方向に横断歩道があり、横浜能楽堂へ来ることができたと思われます。

(現在はこの方向に道路を渡ることができません)

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皆さまいくつご存知でしたでしょうか。

今までご紹介しました花崗岩の道標ではありませんが、日ノ出町駅前にも横浜能楽堂の道標が立っています。

以前は戸部駅前にもありました。

横浜能楽堂にお越しの際には、道標も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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2015年04月09日 (木) 未分類

4月1日、靖国神社の「奉納夜桜能」に行ってきました。
毎年靖国神社の能舞台脇にある桜の標本木に5輪ほど開花することで、

東京の開花が宣言されることでも有名なところです。
番組は、舞囃子「養老」、狂言「棒縛」、能「巻絹」。
あいにくの小雨と花冷えの寒さではありましたが、雨合羽が配られ満開の桜のもとで舞台は始まりました。1428216160963
火入れと共に笛の演奏が始まります。なんと曲はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の『My favorite things』(某鉄道会社のCMソングでも有名な曲です)が始まり、バッハの「G線上のアリア」と続き、初めて聴く能管の洋楽演奏はとても新鮮でした。フルートとはまた違う能管独特の温かみのある音色に背景が溶け込むようにマッチして、寒さも忘れ聞き入ってしまいました。霧雨の中、桜がハラハラと散りゆく中での舞台は本当に幻想的で、能楽堂でお馴染みの出演者たちもいっそう華やいだ表情に見えたのは桜の精?の仕業でしょうか・・・
それにしても、桜の時期はあっという間。
『ことならば咲かずやはあらぬ桜花見る我さへにしづこころなし』と三十六歌仙の一人、

紀貫之は「どうせ散るなら咲かないではいられなかったのか」と散る桜を惜しむ歌を
残していますが、すべての花は咲いてこそ美しいけれど、散る様までもが美しいのは個人的には桜において他はないように思います。

せっかくなので近くの千鳥ヶ淵まで足を延ばしてみると、見事な桜の波のような風景にさらに感激。1428216421749
贅沢な春の訪れを満喫した一夜でした。

むつき

2015年03月31日 (火) 未分類

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掃部山公園のさくらも満開を迎えました。

横浜能楽堂では、3月29日に「横浜こども狂言会」を開催。狂言方大蔵流山本東次郎家の山本則俊先生のもとでお稽古をした子どもたちが、本舞台で立派に狂言を披露しました。

 

初舞台の子がいる一方で、卒業していく子もいます。

見所には、十数年前に卒業したOBが、小さな二世を連れている姿もありました。

さくらの時期は、季節や人生の節目というだけでなく、巡るいのちの節目のようにも感じます。

 

さて、明日から新年度。季節の力を借りて、繰り返す日常を新しい気持ちで過ごしたいですね。

次の桜の季節まで、また多くのみなさまに古典芸能を楽しんでいただくことができますように。

お花見ついでに、能楽堂にもぜひお立ち寄りくださいね。

 

<ひまわり>

2015年03月26日 (木) 未分類

待ち焦がれた春ッ!
暖かくなり気持もいい。調子もいい。気前は・・・いい?(願望・笑)

 

沖縄から横浜に来て、もうすぐ半年。こちらの冬は、寒くて寒くて、さびしくて・・・。
3月末で、約半年間のアーツマネジメント研修が終了する。
皆さんに良くして頂いて、支えて頂いて、多くを勉強させていただきました。
充実した研修。出逢い、頂いた教授・ご縁。経験から得た財産は、あの世までも。

 

わかっていたお別れですが・・・「さびしい。」    ようやく暖かい春なのに。
大家族で育った私、一人暮らしは最後まで慣れなかった。

 

ごはんは、皆で食べた方がおいしい。
話しながら、笑ったり、怒ったり、泣いたり、ケンカしたり、歌ったり、踊ったり。
離れて気づく家族の有難さ。
帰ったら、大事にしよう。家族と過ごす時間。
帰ったら、恩返ししよう。地元に。沖縄に。お世話になったみなさんに。

 

たくさんの愛に触れ、愛を知る機会でした
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できるだけ多くの人が、優しさに触れ、思いやりに触れ、心穏やかでありますように。そのために

 

そして期待する、新たな門出。
みなさま、大変お世話になりました。ありがとうございました。
いっぺ~にふぇ~で~びたん(心より感謝申し上げます)  気(き)愛(あい)を込めて!

 

沖縄おばあ。

2015年03月21日 (土) 未分類

先日、奈良へお水取りに行ってきました。

お水取りは正式名称を十一面悔過といい、修二会とも言われています。

毎年3月1日~15日まで東大寺の二月堂で行われ、お水取りが終わると春が来ると言われます。毎年この時期になると、春の風物詩としてニュースなどにもよく取り上げられます。

この行方は古代に始まってから1200年もの間、絶えることなく続けられているそうです。

 

11名の選ばれし練行衆と呼ばれるお坊さんたちが、15日間休むことなく、行を行い続けます。実際にはすでに2月から別火などをして準備が始められますが、二月堂に上がって行を行うのが、3月1日から。

 

一番有名な行はお松明と呼ばれるもので、「お水取り」といえば一般的に想像するのがこれ。観光客もこれを目当てにぞくぞくと集まってきます。

私が行った14日は19:30からお松明だったのですが、18:00に行った時にはすでに人がいっぱいで、お松明を見やすい位置には到底食い込めず、見にくい場所からしか見えませんでした。。。
その場所から必死に撮った写真がこれ↓

この火の粉を浴びると一年健康で過ごすことができると言われます。

お松明

 

かなりの量の観光客は、この「お松明」を見ると帰っていきます。

でも、本当のメインは、もっともっと後。

堂内で初夜・半夜・後夜の行法と続いていきます。私はそれを目当てに二月堂の「局」と呼ばれる場所に移動。

練行衆たちが行を行う内陣。その外側の格子で隔てられ廊下のような場所を外陣。そしてさらに格子の外側が私たちのいる「局」です。その局が四方にあり、そこからか行を垣間見えるようになっているのです。

 

そこで垣間見る、漏れ聞く行の姿・声・音はとても神聖で、そこにいるだけで身が清められるようでした。また、東大寺の力強く、どっしりとした大きさが、姿から、声から、また五体投地などの音から感じられるようでした。

 

特に、興味深かったのが、「達陀」という行。

達陀帽というかぶりものをつけ、松明を持って跳んだり、走ったりしているように見えましたが、所作が独特で、日本のものというよりは、なんとなく西アジアの香りがするようなものでした。

はっきり見えないからこそ、余計に神秘的に見えるのかもしれませんが、神秘的、幻想的で、脳裏にその光景が焼き付いて離れません。

 

「達陀」が終わると、練行衆たちは下堂し、私もそれを見送ると宿に帰ることにしました。もうその頃には夜中の0時を回っていました。

真夜中の凍てついた空気の中で、二月堂の灯篭は美しく、凛と輝いていました。

 

二月堂の様子

ぼたん

2015年03月16日 (月) 公演情報

こんにちは。

寒さが続く日も少なくなり、1日1日と暖かい日が増えています。

みなさま、お変わりありませんでしょうか。

 

私は2月の初め、春を探しに大倉山へ梅を見に行ってきました。

大倉山の梅

花はまだ少ししか咲いていませんでしたが、

「あったかい春ももうすぐだなぁ~」と、とっても嬉しい気分になりました。

『春』って気分が弾んできますよね。

みなさんは、どんなことで春を感じますか?

 

 

 

横浜能楽堂の春と言えば…『バリアフリー能』の季節です。

バリアフリー能 チラシ画像

 

近年では3月の桜が咲き始める頃に開催していて、今年で14回目になります。

『バリアフリー能』は、可能な限りサポート態勢を整え、障がいのある方が、

能・狂言を楽しむに当たってのバリアを取り除こう、平成12年から始まりました。

「介助者1名無料」をはじめ、視覚障がいの方へ「副音声」や「能舞台の触図」、

聴覚障がいの方へ「手話通訳」や「パソコン通訳」、

そのほかにも「途中入退場可」や「詞章[台本]配布」など、さまざまなサポートをご準備しています。

 

現在ご用意しているサポートも、すべてが第1回公演からあったわけではありません。

開催を重ねるごとに、改善の余地や新たに必要なサポートがないか、協力頂いている各障がい関係者団体の皆様や

ご来場いただいたお客様からご意見を伺い、ひとつひとつ数を増やしてきました。

開催を続けてこられたのも、『バリアフリー能』に興味を持ち、

楽しみにしてくださる方々いてくださるからこそです。

 

 

 

 

さて、

そんな「バリアフリー能」で、今年実験導入するのが、

聴覚障がいの方向け字幕配信用のメガネ型ウエアラブル端末です!

メガネ型ウエアラブル端末 エプソン「MOVERIO(モベリオ)」

エプソン「MOVERIO(モベリオ)」

 

このメガネをかけて舞台を見て頂ければ、目線の高さに台詞や詞章が表示されます。

文字は、『音声電子透かし』という人間の耳には聞き取れない音声信号情報によって配信しています。

この方法なら、無線LANなどの電波で配信する際にありがちな、通信障害がおこりにくいそうです。

 

 

そしてメガネも、より小型&軽量のものが作られています。

それがこちら!

メガネ型ウエアラブル端末 オリンパス「MEG(メグ)」〔試作品〕

オリンパス「MEG(メグ)」〔試作品〕

 

私がこのメガネを初めて見せて頂いた時の一声は、「ドラゴンボールのベジータのメガネみたい!」でした(笑)。

日本の科学技術は、すごいなぁと思います。

その最新科学技術と古典芸能である「能楽」が、横浜能楽堂で出会うのです!!

 

 

ただ、メガネって3D映画を見ていても思うんですけど、結構気になるというか、鼻が痛くなるというか…

(いやいや、けして鼻が高いわけではないですよ。)

今回は、ストレスフリーで見られるiPodtouchやiPadもご準備しています。

※現在(3月15日)のところ、字幕配信限定座席のメガネ席は残席僅少です。

iPodtouch席・iPad席は、若干お席がございます。

 

 

この『聴覚障がいの方向け字幕配信』も、聴覚障がいの方の「膝の上に置いた台本と舞台を交互に見るのは大変」という言葉から、平成25年3月開催の第12回『バリアフリー能』から導入したサポートです。

伺ったご意見をすべて形にすることは難しいのですが、

人と人とのつながりやアイデアに技術、そして思いが『バリアフリー能』を少しずつ進化させています。

 

 

 

『バリアフリー能』は障がいのある方だけの公演ではなく、

障がいのある方もない方も一緒に能狂言を楽しんでもらいたいという思いを込めた公演です。

春の暖かい日差しの中、『バリアフリー能』に足をお運び頂き、

ぜひみなさまの感想や思いをお聞かせくださいませ。

 

 

 

バリアフリー能チラシ画像

『バリアフリー能』

日時:平成27年3月21日(土・祝)午後2時開演(午後1時開場)

演目:お話 本田芳樹

狂言「文荷」(大蔵流)山本泰太郎

能「巻絹」(金春流)髙橋 忍

詳細はこちら→http://ynt.yafjp.org/schedule/?p=1179

 

 

あん娘

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横浜能楽堂
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〒220-0044 神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘27-2
電話:
045-263-3055
休館日:
無休 (施設点検日と年末年始を除く)
開館時間:
午前9時~午後8時
横浜能楽堂は、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が運営しています。
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